『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』を真エンドまでクリアした。
プレイ前から、「昼は準備、夜は防衛を行うタワーディフェンス系のゲーム」ということは知っており、
GW期間中にセールしていたこともあり今回遊んでみた。
実際に最後まで遊んでみると、このゲームの面白さは単なるアクションではなく、
「限られたリソースの中で、どう戦線を構築するか」
にあるゲームだと感じた。
今回は『祇』のゲームの感想を記載していく。
『祇』はどんなゲームか
ゲームの流れは非常にシンプル。
昼パートでは、
- 村人の救助
- アイテム回収
- ルート整備
- 職業の割り振り
など、夜に備えた準備を行う。
そして夜になると、襲ってくる敵「畏哭(いこく)」から巫女を守りながら戦うことになる。
ジャンルとしては、
アクション+タワーディフェンスという感じだが、実際に遊ぶとかなり戦略寄りのゲームだった。
一番面白かったのは「戦略構築」
このゲームで一番面白かったのは、村人への職業割り振りだった。
職業にはコスト制限があり、強力な職業ほどコストが高い。
つまり、
「強い職業だけ並べればいい」
というゲームではなく、
- このマップは弓を増やすべきか
- 前衛を厚くするべきか
- 回復役をどこに置くか
- 限られたコストをどう配分するか
を考える必要がある。
この“限られたリソースで最適解を考える”感覚がかなり面白かった。
特に私は、昼パートでかなり丁寧にアイテムを回収しながら進めていた。
手間をかければ戦力を増やせるので、
「どれだけ事前準備を積み重ねられるか」
も重要だったと思う。
個人的には、
アクションゲームというより“戦線整理ゲーム”に近い感覚で遊んでいた。
惜しかった部分
一方で、少し惜しいと思った部分もある。
まず、プレイヤーキャラクターである「宗」がかなり強い。
そのため、多少戦略が崩れてもプレイヤー自身の操作で押し切れてしまう場面が多かった。
せっかく職業配置や戦略を考えるゲームなのだから、
もう少し「配置の重要性」が高くても良かった気がする。
さらに終盤で使える「陰陽師」がかなり強力だった。
2周目では最初から全職業が解放されているため、
陰陽師と宗だけで大体何とかできてしまう。
もちろん爽快感はあるのだが、
その分、
「限られた戦力で最適化する面白さ」
は少し薄れてしまった印象だった。
ストーリーについて
正直に言うと、ストーリーそのものに強く感情移入したわけではない。
キャラクターはほとんど喋らず、物語もかなり抽象的だからだ。
ただ、このゲームはそもそも“説明するゲーム”ではないのだと思う。
- 神楽
- 仮面
- 穢れ
- 和風演出
- 静かな音楽
こうした空気感そのものを体験する作品なのだろう。
ストーリーを理解するというより、
“儀式的な世界に浸る”
感覚に近かった。
まとめ
『祇』はかなり人を選ぶゲームだと思う。
ストーリー重視の人には物足りないかもしれないし、
純粋なアクションを求める人にも少し違うかもしれない。
ただ、
- 配置を考えるのが好き
- 最適化が好き
- 戦略ゲームが好き
- 和風の空気感が好き
という人にはかなり刺さる作品だと思う。
自分にとって『祇』は、
派手さで記憶に残るゲームではなかった。
しかし、
少しずつ戦線を整え、
準備を積み重ね、
限られたリソースの中で最適解を考えていく。
その静かな面白さが、最後まで心地良かったゲームだった。